Comunity

風の森里山コミュニティ

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秋津穂を生産して頂いている農家の収入を高め、農業や棚田・里山の持続性に繋げていく仕組み。

従来の農家、酒蔵、酒屋、消費者というそれぞれの立場の垣根をなくし、輪のように繋げることで、お互いへの理解を深めあい、「里山を100年先へつなぐ」という共通の目的意識を醸成していくものです。

S 風の森里の山コミュニティ

従来の日本酒の一般的な流通の流れは、上図のように、お米とお金の流れが一方的であり、酒販店や飲み手がその日本酒が「どこで・誰が」栽培したお米で造られたものなのかを知る機会が少ないことが現状です。

そこで『風の森里山コミュニティ』では、S風の森で使用する原料の秋津穂を、コミュニティメンバーである酒販店が購入し、造られたS風の森を販売することで、従来のそれぞれの垣根を超えて、農家と酒販店や飲み手の距離をグッと近づけることに取り組んでいます。

S 風の森里の山コミュニティの流れ

昨今、米の価格が不安定となり、依然として農家の収入は大きく変わらず、農業の担い手や後継者不足が問題となっています。

その中で『風の森里山コミュニティ』では、一般的な原料米より高い価格で、直接農家から購入することで、従来より農家の収入を飛躍的に高め、里山農業の持続性に繋げています。

里山で農業に取り組み、豊かな自然と共生して環境を守ってきた農家が、持続的にその営みを100年先まで継続できるように、これが私たち山麓蔵の目標です。

この取り組みは、現在S風の森をお取り扱いの「風の森里山コミュニティ」メンバーである、全国の酒販店の葛城山麓地区の里山や農業への貢献の気持ちにより、成り立っています。

また、S風の森をご購入いただくごとに1本につき50円が葛城山麓地区の里山保全のための「里山基金」へ寄付される仕組みとなっています。
皆さまにもS風の森を楽しんで頂き、「里山を100年先につなぐ」取り組みに参加して頂きたいです。

農家

-葛城山麓地区にて、土地の魅力あふれる秋津穂を栽培する-

標高が約400mと高く灌漑用水が届かないため、山から湧き出でた山水で良質のお米が育つ環境である葛城山麓地区で、秋津穂を栽培する。 里山の環境を保全し、里山を100年先につなぐ。

酒蔵

-山麓蔵にて「S風の森」を醸造する-

美しい棚田の真ん中にある山麓蔵で、醸造家自身が里山と共生し、葛城山麓の地の力を感じながら感覚を研ぎ澄ませ、この地で収穫された秋津穂米でその魅力を余すことなく「S風の森」として表現する。農業と共生し酒造りを通じて、里山を100年先につなぐ。

酒屋

-農家から直接米を購入し、山麓蔵で醸した「S風の森」を販売する-

農家から直接「S風の森」の原料となる秋津穂米を購入し、山麓蔵で造られた「S風の森」を販売する。農家と距離が近づき、農業体験を通じてより深く消費者・飲食店へ里山農業の魅力を伝える。 「S風の森」を深く伝えることで、里山を100年先につなぐ。

飲み手(もりびと)

-「S風の森」を購入し、里山を応援する-

「S風の森」を購入することで、里山基金へ1本当たり50円の寄付がされる。時には農業体験を通じて里山を深く知り、お酒を楽しむことで、その美味しさが何に寄与し、自分たちの未来にどう影響をするのかを考える。 「S風の森」を楽しむことで、里山を100年先につなぐ。

里山基金の活用について

S風の森のスタートである Launch Edition の発売以降、1年間のS風の森の売上一本あたり50円を毎年8月に里山基金へ寄付を続けております。

この基金は葛城山麓地区の里山や農薬のために活用させて頂きたく、2025 年度は種もみ(稲の種子)を数菌する「温湯消毒機」を購入させていただきました。今後も基金については農薬機器の購入やメンテナンス資等、里山や農業のために有意機に活用し、葛城山醸造所 Instagram などにて利用実績の公表をさせていただきます。